この度、旭川市立旭川中学校の皆さんが会社見学にいらっしゃいました。
弊社の地図作製の歴史や製作物、大判印刷に対応する巨大印刷機、3Dコンテンツによる立体表現などを見学・体験していただきました。
歴史紹介の場面では、現代ではなかなか想像しにくい「手書き」や「針で削る」地図作図法、その道具に大きな関心を寄せてくださいました。
「熟練の職人が一日に描ける範囲はどれくらい?」といったクイズにも熱心に考えてくださり、「こぶし大くらいしか描けない」と答えを聞いて驚かれていました。
また、写真のような鳥瞰図を“地図”としても見ることができるとご紹介すると、皆さんで今いる場所(北海道地図株式会社)を夢中になって探していました。

製作物の紹介コーナーでは、立体模型の地図を実際に触れて“地図を体感”したり、360°パノラマ地図に囲まれてその迫力を楽しんだりと、さまざまな体験をしていただきました。
立体模型の活用方法や多様な表現にも強い興味を示し、説明に真剣に耳を傾けてくださいました。
特にパノラマ地図では、自分たちが暮らす地域周辺が題材ということもあり、あちこち指さしながら「ここが旭山動物園だ!」「旭岳はここだ!」と盛り上がっていました。

印刷工場では、大きな紙にどのように印刷されるのか、印刷物が裁断され、折り畳まれ、梱包されて出荷されるまでの一連の工程を見学、体験していただきました。
巨大な印刷機や折り機が無駄なく動く様子に、みなさん興味津々の様子でした。

3Dコンテンツでは、モーションキャプチャーや地図から作成したフライトシミュレーター、
さらにAR・VR・MRといった仮想現実の世界を体験していただきました。
フライトシミュレーターでは、少し難しい操作にもすぐに慣れ、夢中になって写真を集める姿が見られました。
また、ARで投影されたオブジェクトに手をかざすと、まるで手のひらに乗ったかのように見える仕組みに気づき、友達同士で楽しそうに見せ合っていました。

モーションキャプチャーでは、人の動きがCGキャラクターにリアルタイムで反映される様子を、説明を聞きながら食い入るように眺めていました。

終始まじめに説明を聞いていただき、楽しそうに体験、体感している姿がとても印象的でした。
旭川市立旭川中学校の皆さま、ご来社いただきありがとうございました。
今回の体験が、皆さんのこれからの学びや未来に少しでも役立つ機会となれば嬉しく思います。

